亘理地区のイチゴ狩りとは
亘理郡(亘理町・山元町)は「宮城の湘南」と呼ばれている温暖な地域で、東北一のいちごの産地で有名な地区です。 昔は地面の畑からイチゴが出ていましたが、現在は“高設栽培”という地面から1mぐらいの高い位置で栽培しているイチゴなので、かがまずに立ったままイチゴ狩りが楽しむことができます。 震災により津波の被害を受けてしまった地域ではありましたが、しかしイチゴ農家の方々の復興に向けた努力や、多くのボランティアの方々の支えなどにより、いちご農園さんも少しずつ復活して頑張ってらっしゃいます。 宮城のいちご狩りは「とちおとめ」や「もういっこ」などが使われている事が多いです。 ちなみに「もういっこ」って品種は2008年に宮城で登録された新しい品種です。 「もういっこ」と言う名称は『大粒の果実にもかかわらず、ついつい‘もう一個’手を伸ばしてしまう』という意味だそうです。 「女峰」に「さちのか」をかけあわせた”甘酸っぱさに加えたみずみずしさ”が特徴なんです。 ちなみに農林水産省の品種登録データベースには下記の通り記載されております。
『果実の縦横比は縦長、大きさは大、果形は円錐、果実の溝は中、果皮の色は鮮赤、果実の光沢は中、そう果の落ち込みは中、がく片の着き方は離、果径に対するがく片の大きさは中、果実の硬さは硬、果肉色は淡紅、果心の色は淡赤、果実の空洞は無又は極小である。』
旬の時期は1~4月で、11月~5月まで楽しめるようです。 味わいは「とちおとめ」と比べると酸味が強く甘酸っぱいですが、すっきりとした爽やかな味。みずみずしくて「もういっこ」どころか何個でもいけてしまう軽い食感のイチゴ。しかしその新しい食感の中にもどこか懐かしい味わいです。
ついつい食べるのに夢中になってしまい、ひたすら食べてあっという間に制限の30分が経過してしまいます。 イチゴ狩りは食べるだけではない楽しみもあるんですよ。
まとめ
30分で1500円と値段が少し高めですが、初春の楽しみの1つとしてはいいレジャーになります。 お子様連れでもきっと喜んでくれるはず!みなさんもぜひ足を運んで見てください。
山元いちご農園
宮城県亘理郡山元町山寺字稲実60